ここではエコキュートの基本的な仕組みなどについて解説しています。
エコキュート交換をご検討中の方は下記コンテンツをご覧ください。
◇【2020年】エコキュートの買い替えおすすめメーカー比較・価格情報
■そもそもエコキュートとは?
最もエコな電気系給湯です。
空気の熱でお湯を沸かすエコなキュートー(給湯)だけにエコキュートです。
混同されやすいのが
エコジョーズでガス給湯の省エネタイプです。
エネファームはガスで電気とお湯をつくるものです。
【正式名称】
「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」で実を言うとエコキュートは愛称です。
【特徴】
仕組みは日本が世界に誇るヒートポンプという技術を使っています。
一般的な給湯器はガスや電気で熱を発生させてお湯を沸かしています。
一方で、エコキュートは空気から熱をもらって沸かしています。
【見た目】
(お湯を貯める)冷蔵庫程の大きさの貯湯タンクと、
エアコンの室外機のようなヒートポンプユニットの2点セットです。
【仕組み】
ヒートポンプユニットの中には圧縮機(ポンプ)があり
熱を運ぶ物質(冷ばい)を用いて空気を圧縮すると
高温になる仕組みを利用しているのです。
よって給湯器ではなく給湯機なのです。
【時間軸】
ガス給湯などは瞬間式で使用するたびにお湯をつくります。
一方エコキュートは深夜の安い電気プランを利用して
魔法瓶を大きくしたような貯湯タンクに90°近いお湯を貯める貯湯式です。
→電化上手の深夜料金も当初7円→9円→12円と上がっています。
10年以上前の古い機種だと電気代がかかっています。
※スマホは横に傾けると全体が表示されます。
【メーカー】
パナソニックさん、日立さん、三菱さん、東芝さん、ダイキンさんなどが製造し、大手電気メーカーの象徴であったテレビに代わり、エアコン同様に力をいれています。
エアコンと異なり全メーカーが国内生産しています。
エコキュートを具体的に検討中の方は下記コンテンツをご覧ください。
◇【2020年】エコキュートの買い替えおすすめメーカー比較・価格情報
【2018年4月26日の日経産業新聞誌情報】
2001年の発売以降、2011年に失速し、2017年度再び拡大基調にある中で、住宅のエネルギー収支を実質ゼロにするZEH(ゼッチ)の普及でエコキュート採用率は65%に達するとのこと。
それだけ高効率ということです。
一般の新築でのエコキュート採用率が20〜30%
【本冷凍空調工業会による最新ニュース】
2018年6月末日には2001年に発売されて以来、累計出荷台数が600万台を突破しました。
2017年12月の調査で購入の決め手は
「光熱費が安くなる」49%
「オール電化にしたい」45%
「火の気がなく安心」27%
「環境に良い商品」16%の順に多い。
購入後の満足度は「満足」47%、「やや満足」49%で、計96%の人が満足しています。
経済産業省策定の長期エネルギー需給見通しでは、2030年度末までに倍以上の1,400万台の普及を目標とし国が推進する今の時代にあった省エネ給湯器です。
■エコキュートのことでもっともお伝えしたいこと
◇ガス代を大幅に削減
一言で省エネで日本が世界に誇る電気系の給湯ですが、ガス代を大幅に減らせます。
よってガス代が高いと思われる方にはとても家計にやさしいものです。
ガス機器をどれだけご使用になられているかにもよりますが、80%以上のガス代削減はめずらしくありません。
◇電気代は上がりますがお得になります
オール電化だとガス代0円でかつ電化割
仮にすべてIHなど電気系のものにしてガスを閉栓するとオール電化になりガス代が0円になります。
ガス代が毎月平均10,000円かかっていたら10年で120万円ものガス代がなくなるわけです。
電気の設備が増える分電気代は上がりますが、もともとガスを使っている時よりは下がります。
◇そもそもオール電化とは
電気以外の熱源をなくすことですが、もっというと基本料金を電気だけにすることです。
ちなみに5%のオール電化割引(全電化住宅割引)の新規受付は2016年4月から廃止で全電力会社さんで停止になります。
中部電力さんは2016年度より停止で、他は2015年度以前に停止していました。
◇電化上手に変わる新プラン
電化上手にかわる新プランのスマートライフプランにするとエコキュートやIHの設置から10年の無料修理サービスが受けられます。
但し、東京電力さんだけ割安な深夜電力の時間が8時間から5時間に短縮され単価もかわりました。
他の電力会社さんは8時間から10時間というように長くなっています。
一方で昼間の電気は安くなりました。
◇今ある設備の切り替えです
もちろん設備にお金はかかります。
固定で終わりの来る分割支払いにすれば、ガス代を払っている感覚で世界に誇る省エネ給湯に切り替えられます。
あらたな出費ではなく今ある設備の切り替えなのです。
◇快適、安心です
最新の大手家電メーカーの高機能給湯機のため今より快適になる場合がほとんどです。
万が一の際はタンクにたまっているお湯や水を取り出すことができます。
震災にあえば一番困るのはトイレであり、水があれば流せます。
さらに10年保証付きで大きな出費がでにくい生活になります。
◇一部暖房などガスを残せるプランもあります
都市ガスなら季節閉栓で冬場だけガスを使うこともできます。
コンロはガスがいいという方はそのままでも厨房の光熱費は高くならないのでオール電化にする必要はありません。
◇エコキュートにもデメリットはあります
タンクが大きく設置スペースが確保できない場合は、一部機種を除きガスに比べ水圧が落ちるなど。
それは施工やメーカー機種の選定をあやまらなければ防げる場合がほとんどです。
世の中に100%完成した商品は存在しませんが、致命的なものは結局は人によるもの(施工・方法)がほとんどです。
■今、家庭での省エネ給湯がもとめられています
日本のエネルギー消費の43%を占める産業用(ものづくり)は世界ナンバーワンの省エネルギー生産を達成し「乾いた雑巾」を絞るようで、もはや大きな削減の余地はないといいます。
一方で日本のエネルギー消費の半分以上を占める家庭14%、オフィス20%、輸送分野23%はエネルギー消費削減の余地があり「濡れ雑巾」状態といえます。
【家庭の3分の一が給湯】
その家庭での一世帯あたりのエネルギー消費の3分の1以上を占めるのが給湯です。
※全国平均は28%で関東では36%です。
ここを見直すお話です。
モノよりもエネルギーがもったいない時代です。
古いガス給湯器をご使用なら、省エネタイプのガス給湯器エコジョーズか、電気の省エネ給湯機エコキュートをおすすめします。
■もっとも推奨するのはエコキュート(ヒートポンプ給湯機)です
高効率給湯機ともいわれているだけに、省エネの優等生です。
元東大総長の小宮山宏先生の言葉を借りれば、旧式のガス給湯器をエコキュートに換えるとエネルギー消費が大幅に減り、理論値では30分の1にまで下げられるといいます。
要は30分の1のエネルギーでお湯が沸くということです。
【日本が先行】
今までは焚き火にはじまりガスの火でお湯を沸かすのが常識でしたが、今ではガス熱量の3.3%の電気でお湯がつくれる時代になったのです。
しかも日本が世界で先行している分野なのです。
自治体によっては補助金がでていますが、2010年度までは国からも出ていました。
それだけ社会がもとめているものです。
※省エネタイプのガス給湯器「エコジョーズ」にも補助金が出る自治体があります。
■給湯分野には、「電気業界」対「ガス業界」があります。
電気系(エコキュート)とガス系(エコジョーズ・エネファーム)の競争があります。
エコキュートのメーカーは日立さん、パナソニックさん、ダイキンさん、三菱電機さん、コロナさん、東芝さんなどです。
大手メーカーがしのぎをけずり、今では一般的な商品となりました。
エコジョーズはリンナイさんやノーリツさんです。
エネファームは安くなってきましたが、まだ一般的とはいえないため割愛します。
エコキュートを具体的に検討中の方は下記コンテンツをご覧ください。
◇【2020年】エコキュートの買い替えおすすめメーカー比較・価格情報
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