2021年メタンガスが地球温暖化(気候変動)加速の引き金・原因

宇宙からの月と太陽

 

そもそも地球温暖化とは
人(動植物も)の住める場所が減ること

地球環境問題とは次世代にバトンを渡せなくなることとアイ・ジャパンでは本質的な意味として定義しています。



「地球温暖化」という言葉自体が”今よりあたたかくなり、時に暑くなる”くらいの軽いイメージで誤解を与えているように思います。

 


ネーミングはシンプルでよく
惑星の地球という単位でみれば温暖化”程度”でしょうが、ミクロのミクロの我々人類や動植物にとっては「環境激変」です。



ネーミングの良し悪しは別として地球生命環境激変期」という言葉が適切な時代に残念ながら突入してしまったかもしれません。



CO2による温暖化は序章にすぎず、2億年以上前にメタンガスの大量放出で急激な温暖化がすすんだ結果、地上50℃以上、海水温40℃に達したことがわかっています。


植物は光合成が出来ず、食物連鎖は断ち切られ、海の中に住む生物もほぼ全てが消え生物の95%が死に絶えたのです。


宇宙からの日本列島最新

※21世紀に求められる視点は地球の外から人類を客観視することです



2019年9月、環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさんが国連気候行動サミットで演説し、約60カ国の首脳や閣僚を前に「生態系が次々と崩壊し、大量絶滅の始まりに直面しているのに、お金の話しかしない、若者を裏切った」等と感情的になり激しい口調で語ったニュースは世界を駆け巡りました。


知識を持てば持つほど、真実を知るほど危機感を覚えるのです。ましてや未来ある若い世代は・・・



※BBC公式サイト



 

2018年から2021年10月のニュース

2018年に米海洋大気局(NOAA)などが、世界60カ国以上の500人を超える科学者から提供されたデータなどをまとめた報告によると、2017年平均のCO2濃度が405ppmで過去最高を記録し話題になりました。


※2021年ノーベル物理学賞の真鍋淑郎氏は地球科学分野で初の受賞。
米プリンストン大学上席研究員ですが、米海洋大気局(庁)にも在籍し、地球温暖化を予測する気候モデルを開発し地球温暖化研究の父と言われています。


2021年10月26日、WMO(世界気象機関)は主要の温室効果ガスの2020年世界平均濃度
CO2は413.2ppm
メタンは1889ppb
いずれも世界各地で観測を始めた1984年以降、最高となりました。

1年の増加量も過去10年の平均増加量を上回っています。
CO2は2.5ppm
メタンは11ppb


日本のいぶきという観測衛生による最新データでは二酸化炭素全大気平均濃度の推定経年平均濃度値(※)が2021年8月は414.2ppmで1年前より2.5ppmアップしているとのこと。
※観測値から平均的な季節変動を取り除いたもの



CO2濃度

 

産業革命前は約280ppmでしたが、毎年2ppmほどの増加しています。
今世紀末までには、800ppmに達するという予測まであります。



メタン、亜酸化窒素の大気中濃度はいずれも観測史上最高で、海面の平均水温も過去最高に近く、さまざまな指標が、温暖化が進行していることを示していると指摘した。


→専門家でない限り上記数値がどれほどのものかピンとこないと思います。下段を読んで頂くとわかります。


 

CO2増加


※2017年CO2濃度過去最高・人口の少ない地域で顕著(米海洋大気局2018年8月1日発表)


気候変動

※2020年極寒のロシアは130年間で最も暖かい冬となりました。





◇「温暖化の主な原因が人為である可能性が極めて高い(95%以上→100%)

2014年IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は報告書で、地球温暖化は疑う余地がないと指摘し、この先も温度上昇は続いていくと予測していました。


2021年8月に発表した最新報告書では、人間活動による温暖化は
疑う余地がないと断定しました。


人類に対するウィルスとは次元の異なる真の非常事態宣言が出されたと言ってよいでしょう。

地球の気温はすでに1.1度上昇していますが、0.3度はメタンによって上昇した分だと指摘し、メタンは二酸化炭素よりも強力な温室効果を及ぼすとして、ようやくメタンに注目しはじめました。

現在の大気中のメタン濃度はこの80万年で最も高いと指摘しています。

 

 




◇メタンガスが持つ温室効果はCO2の25倍以上(最大80倍?)地球温暖化をさらに加速

 

このまま永久凍土が溶け続ければメタンガスが大量に吹き出し温暖化は制御不能な状態となってしまうといわれています。

永久凍土から大気に放出されたメタンガスが更なる温暖化をもたらすためです。

 

メタンガス一酸化炭素濃度

燃やして出る一酸化炭素(上段)は中国、アフリカ、南米で高く、
メタン(下段)は中国とインド、パキスタンで高い。






◇メタンの温室効果はCO2の100倍強ともフロンはCO2の数百〜数万倍とも

非常に燃えやすいのがメタンですが、燃焼せずに大気に漏れた場合、20年でCO2の72倍から105倍も温暖化すると指摘する科学者がいます。

※米国カリフォルニア州大気資源局は数千倍にもなる可能性があると指摘しています。
※CO2の80倍と表記することが多い

さらにエアコンなどに広く使われている代替フロンの温室効果はCO2の数百〜数万倍と言われています。


地球のまわりのオゾン層をこわす特定フロンは国際条約で規制されていて日本では使用されていませんが、世界的には全廃でありません。



日本では代替フロンが普及しオゾン層は壊さないのですが、温室効果は驚異的でようやく2015年4月に排出規制が強化されたにすぎないのです。
※フロンは20世紀に発明された自然界には存在しない人工物質です。






◇アメリ
カ・アラスカ各地でメタンガスが吹き出し非常に危険


メタンガスを発生させているのはメタン生成菌と呼ばれる微生物で温暖化によって繁殖し始めています。
永久凍土は普通の土壌ではあり得ない植物が大量に蓄えられています。


そのアラスカの大部分は過去4万年にわたり堆積した有機物が凍ったまま封じ込められていました。
メタンはCO2と同様に温室効果を持っていて、その分子は赤外線を浴びると振動し熱が発生します。

永久凍土

北極を中心とした永久凍土分布
引用元:European Environment Agency =EEA


◇今、まさにロシアのシベリアでもメタンガスが噴出し濃度上昇

今北極と南極で氷床が解けていますが、シベリア東部の海岸線ではメタンハイグレードが不安定化しメタンガスが噴出しています。

 

太陽の光エネルギーが地球に大量に残り異常気象をもたらすといわれ、空気中のメタンガス濃度が上昇し、非常に危険だと言います。






◇米国メディアによる情報公開

米国では石油やガス採掘時に調査した3つの州で4%、11%、17%のメタンガスが漏えいしていることが判明。

メタン漏えい率は3%が限界といわれ業界では1%程度としていただけに衝撃的な報告です。

 

 

2016年1月にはロサンゼルス近郊で天然ガス地下貯蔵施設からメタンガスの大量に漏出し続けており、知事が非常事態宣言しました。


このような強力なガスが大量に漏出すれば気候変動に大きな影響を与える可能性があると指摘されています。



2016年11月、世界で唯一の温暖化ガスの観測衛星として稼働している「いぶき」が、米ロサンゼルスの都市部では、CO2の濃度が周辺地域より3.2PPM高いことが明らかになり、米国ではメタンがここ10年間で約30%増えていることがわかりました。





人類のターニングポイントといわれる
COP26

米国バイデン大統領は2021年11月から開かれるCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)を控え、2021年9月に気候変動対応の緊急性を強調し、2030年までにメタン排出を2020年比で少なくとも30%減らす国際メタン誓約づくりのためにEUなどと協力していると明らかにし、メタン削減がどれだけ重要かを示し、時代が展開したことを物語っています。

宇宙からの東京
TOTYO夜景
主要都市の夜景
※宇宙からの撮影した夜の世界主要都市圏(繁栄の象徴)





《2億年から1万年前》

◇自然からの逆襲を受け、文明崩壊も映画の世界ではなく現実的な話

2億5000万年前のペルム紀の時代に突然陸と海の動植物の95%が死に絶えるという地球史上最悪の大量絶滅がおきました。

大量絶滅の原因がメタンガスだったことを突きとめ、短期間で急激に増えていたことがわかりました。


2億5000万年前の温暖化は活発な火山活動の影響で大量のCO2が放出

温暖化が徐々に進行していき、やがて大量のメタンガスが一気に大気へと放出されました。



海底の燃える氷、メタンハイドレートが一気に溶けメタンガスが噴出し決定的な被害

メタンガスは陸だけでなく海にも存在し、大陸棚や海の底に閉じ込められたのがメタンハイドレートです。


※地下の高温マグマ内部でメタンが化学生成されて、地殻の割れ目から地表へ上ってくるという新説もあります。

 





CO2による温暖化は破滅への序章に過ぎない 
パンドラの箱が開くきっかけ

2億5000万年前でおきた本当の危機はメタンハイドレートが溶け出すほど温暖化が進んだ時に起きたのです。

CO2の80倍もの温室効果を持つメタンガスによって温暖化は加速します。
それがさらに多くのメタンガスの放出を招きその結果、地球の温度は急激に高くなっていきました。





過去メタンガスの大量放出で急激な温暖化がすすんだ結果、地上50℃以上、海水温40℃に達したことがわかっています。

植物は光合成が出来ず、食物連鎖は断ち切られ、海の中に住む生物もほぼ全てが消え生物の95%が死に絶えたのです。
生命が復活まで500万年以上もかかったと考えられています。


2億5000万年前の大量絶滅の決定打となったのは世界の深海に埋蔵されているメタンハイドレートです。
現在、少しずつ溶け出していることが分かってきました。

 


ペルム紀の化石からわかることは、
一度メタンガスが吹き出したら世界は終わりだということ

ペルム紀に起きた地球史上最悪の大量絶滅はその時代の活発な火山活動がもたらしたものと考えられていますが、今の温暖化の原因は人間の様々な活動という人為的なものです。

このまま温暖化が進めば、やがてペルム紀と同じ状況となるのは間違いないといわれています。
地球温暖化によって本来持っていた地球の自浄作用が失われ、メタンガスまで吹き出しているのです。


約1万1700年前、地球の気温がわずか5年で10℃も上昇

北極圏で採取された氷の柱に封じ込められた空気から、太古の時代の温度を読み取ることができたのです。





《2000年から現在まで》

◇世界の大気中CO2濃度が過去80万年間ない記録的数値

1960年の320ppmから2015年3月に400ppmを超え、過去80万年間なく、危険水域に達しました。

2010年に400ppmを超えた地域があらわれ、2016年6月に最後のとりでと言われていた南極でも初めて400PPMを超えました。


今や地球規模となりました。


人間活動が活発な北半球では春ごろに高くなるが、遠く離れた南極は地球で最も濃度が低い場所だけに地球温暖化の危険水準と指摘されています。





◇世界の大気中CO2濃度が加速

2016年内に世界の年間平均濃度が400ppmを超えてしまうのは確実と言われていましたが、とうとう2016年10月末、全球の大気中の平均CO2濃度が初めて400ppmを超えたと発表されました。



冒頭でお伝えした2018年8月1日のニュースでは2017年平均のCO2濃度が405ppmで過去最高を更新し、1年で5ppm上昇した計算になります。

 

いぶき

※「いぶき」の観測データに基づく全大気中の二酸化炭素濃度の月別平均値と推定経年平均濃度

19世紀の産業革命前は280ppm以下だったと考えられており、観測を開始した1980年は340ppm前後でした。



過去数百万年間で最も高い数値で、かつスピードが止まらない状況です。
化石燃料からの排出を今より80%削減しないかぎり上昇は止められないといいます。





◇2013年までハイエイタス(停滞)でしたが今後急な温度上昇が来ると指摘

地球の平均気温や平均海水温は、この10年程はそれほど上昇していなかったのが、2014年から2015年と急上昇し始めました。

地球の気温はこのまま安定するのかといえば、実は温暖化は進んでいるのです。

気象庁平均気温偏差

※気象庁のHPから


地球外からの熱エネルギーは今深海(海面700mより下の海)に蓄積されているに過ぎず、海面だけは上がっていないが、深海は熱がたまっているといいます。

 



少なくとも今後10年くらいの間に太平洋の状態がまもなくかわる

10〜20年で変化するもので、少なくとも今後10年くらいの間にその中心である太平洋の状態がまもなくかわるといいます。

ハイエイタスが終わって温度上昇が急になり再び温暖化が始まると多くの科学者は考えていましたが、ついに上がりはじめました。


地球

2017年宇宙から撮影された日本とアジア(NASA)




温暖化は表面上2000年から10年間ほどおちついていましたが・・・


2014年は日本だけでなく、500年ぶりと言われる大干ばつが続く米国カリフォルニア州、250年ぶりの大洪水に見まわれたイギリス、世界で気象災害が激しさを増しています

※カリフォルニア州の山火事は2018年、2021年と大規模な火災が続いています。


同年IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は報告書で、地球温暖化は疑う余地がないと指摘し、この先も温度上昇は続いていくと予測していました。


その原因と指摘されているのは、偏西風などの大気と海(海底)の大循環の異変です。



さらに重要なことがあります。

地球温暖化の予測には永久凍土に含まれるメタンは含まれていないということです。


下段の最新研究成果では土壌の微生物により1度上昇するごとに10%近くCO2が排出され温暖化が加速することがわかりました。


ということは・・・最悪のシナリオ以上の最悪もありえるということです。




そもそも科学とはこちらをご覧ください。
科学とは知見の集大成であり、
見落としていることがあるに違いないと考えるのが科学的な思考です。

新しい現実300

※小さな地球



2018年6月22日時点のニュース


米国の石油・天然ガス業界は、政府の公式推定値を60%上回る量のメタンガスを漏出させているとの研究論文が6月21日、米科学誌サイエンスに発表された。


この強力な温室効果ガスが環境に及ぼす影響について、論文は警鐘を鳴らしている。


天然ガスの主成分であるメタンが及ぼす温暖化の作用は、20年間で二酸化炭素(CO2)の80倍以上になると専門からはいう。

CO2排出量が石油や石炭に比べて少ない天然ガスだが、そのエネルギー効率は、メタンの漏出を最小限に抑えられるかどうかに大きく左右されるとのこと。



2018年6月4日時点のニュース

日本で地球温暖化の原因となる温室効果ガスの二酸化炭素の平均濃度は、国内3か所ある気象庁の観測点すべてで400ppmを超え、これまでで最も高い値を観測したとのことです。

平均濃度はずっと増加する傾向が続いていて、歯止めがかからない状況です。

 

地球温度上昇300

※NASA提供の1880年から2017年までの平均気温の推移





◇2017年6月2日時点でメタンガス濃度の増加が明確に

二酸化炭素(CO2)に比べ25倍もの温室効果がある地球規模のメタン濃度の動向は日本の観測衛星「いぶき」によって世界で初めて示されました。

メタンの濃度が増加傾向にあることが明確になりました。


地表付近のメタン濃度は18世紀頃までは700-750ppbの範囲で比較的安定していましたが、その後人間活動によって急激に増大し、現在では1800ppbを越えています。

 

 

メタンガス濃度

※国立環境研究所いぶきによる全大気平均メタン濃度


CO濃度シミュレーション(2009年〜2019年まで)

https://data2.gosat.nies.go.jp/gallery/L4B/concmov/concmov.html

「View」ボタンをクリックすると見ることができます。
冬は北半球でCo2濃度が上がり、夏は赤道直下で濃度が上がることがわかります。





◇2016年11月時点の情報
微生物が地球温暖化をさらに加速

地球温暖化が進むと土壌中の微生物が呼吸で排出する温室効果ガスのCO2が増え温暖化がさらに加速すると日本の研究チームの論文が英科学誌に掲載されました。


気温が1度上昇すると、呼吸によるCO2排出量が年平均で9.4%も増加することを6年の野外実験で確認されました。

細菌などの微生物は、呼吸で土壌中の有機物を分解してCO2を排出します。

その量はなんと自動車の排ガスなど人間活動によるCO2排出量の約10倍にあたるとされています。 

 

 

※地球人類はまだ幼いというか物心両面で発展途上にある認識を持つ必要があります。



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