リビング用 省エネエアコンの買い替えといえばアイ・ジャパン
家庭用エアコンの主要メーカーの比較を中心にご紹介しております。
本コンテンツは下記から分割しました。
【2021年】エアコン・クーラーの人気おすすめ用途別メーカーランキング
以下機能別に解説します。
◇カメラ・センサー機能
三菱電機さん1位、日立さん2位
最近ではもっとも重要なポイントになっていて2強です。
三菱電機さんは360度でセンサーがとびきり良いものです。
足元の温度を直接見る唯一のセンサーをもち、温度センサー搭載16年の実績ノウハウがあります。
部屋の隅に設置することの多いエアコンを考えて死角がないように360度計測、判別するセンサーです。
2018年モデルで外部環境の変化を含め先読み運転し、ひとりひとりの未来の体感を予測するAIが加わり、快適性がアップしました。
日立さんは温度と画像の2つのカメラと、ものの位置を見て気流の通り道を認識する3Dカメラがすごく、冷やしすぎを抑えてくれます。
2017年モデルで業界初のくらしカメラAIにより、人数や位置、活動量、足もとを認識。
一人ひとりを識別して在室時間を把握し、体感温度の変化を見ることで、これから体感温度がどう変化するか予測し、人が不快と感じる前に気流を制御して快適を保ちます。
2015年モデルはカメラが3つ、2016年で4つになり、2017年には業界初湿度センサーを搭載し5つになりました。
パナソニックさんは2015年秋に暑い、寒いといった人の感覚を検知する高機能センサーを搭載しました。
同じ部屋でも一人ひとりが快適に感じられるように気流を調整できるようになりました。
◇除湿機能「カラッと除湿」
ここ最近あらためて注目されはじめた機能です。
日立さんが世界初、業界ではじめて再熱方式の冷房を世に出し20年ほどの歴史があります。
再熱は5・6年前がピークでパナソニックさん、ダイキンさん、シャープさんがやめています。
コストだけでなく、省エネ性と再熱の両立が難しいためで、撤退しているという指摘があります。
富士通ゼネラルさんも日立さん同様優れています。
一般的な除湿・ドライ(弱冷房除湿)は水分を取るために温度を下げますが、再熱除湿は水分を取った後に空気を暖めます。
違いは送り出す空気が冷たいか暖かいかで判断できます。
肌寒くならないので寒いのが苦手な人にいいものです。
寒くならずに除湿し湿度をコントロールして手足を冷やしすぎず、年配の方や子供、女性にやさしいものです。
涼快モードだとぬるめの冷房で、きもちぬるめの風です。
蒸し蒸しする時は室温を保ちながら寒くならずにジメジメ感を抑え除湿してくれます。
ハワイにいくと温度は高いのにきもちいいのは湿度が低いためですが、日本は湿度が高くより暑いのです。
◇除湿性能1位日立さん、2位富士通ゼネラルさん
ランドリー除湿機能があり、湿度を40%まで下げられる設定が他社にもあります。
本当にしっかりと落とせるのは日立さんだけ?ともいわれていますが、大差はなく2強です。
除湿は除湿機3台分の能力がありドレン配管から水となって出してくれます。
数値上は富士通ゼネラルさんが優れていますが、日立さんは最適な室温を保ちながら1時間あたり1.42Lとなり実力は高いといえます。
湿度が高い日本において室内干しにもよく、外せないポイントです。
冬は結露抑制し、カビ見張り除湿もあり1年中快適、安心です。
◇ステンレス除菌
日立さん以外はプラスチック製です。
ステンレスはコストが高いのですが、通風路だけでなく内部にもふんだんに使用しています。
よって余計な機能はつける必要ないのです。
ステンレスは菌を抑制する上、帯電しにくいためプラスチックに比べホコリがつくにくく、とても衛生的といえます。
◇R32冷媒
基本的にどのメーカーも2015年からすべて新冷媒となっています。
2014年は一部の機種だけでした。
2012年に世界ではじめてルームエアコンで新冷媒R32を採用したのがダイキンさんです。
処分の時に従来型より3分の1ほど環境にやさしいガスと言われています。
但し2016年7月現在代替フロンのハイドロフルオロカーボン(HFC)はエアコンや冷蔵庫の冷媒に広く使われ、オゾン層を破壊しませんが、CO2の数百〜1万倍の温室効果があると指摘されています。
次世代冷媒の開発競争が行われており温暖化影響が従来の1300分の1以下と圧倒的に少ない新冷媒を開発されており、早く導入してもらいたいものです。
◇マーケットシェア
上位機種・省エネ機種に限ってはパナソニックさんと日立さんが多く、全体では日立さんは4位くらいです。
パナソニックさんが多いのは安い機種が多いため台数をかせいでいるという指摘もありますが、ブランド力とデザインでは頭1つぬけています。
日経産業新聞によると2016年7月発表のマーケットシェアによるとパナソニックさんは1位で推定22.4%、ダイキン工業さんは2位18.1%、3位三菱電機さん15.1%、4位日立アプライアンスさん14.9%、5位富士通ゼネラルさん10.0%でした。
三菱さんと日立さんがシェアをのばしています。
※ダイキンさんはエアコンなどの白物家電に強く量販店で30%のシェアをもつヤマダ電機さんで販売されてないのが残念ですが、量販店No1のヤマダさんで扱われたら1位になるでしょう。
◇世界展開
ダイキンさんは業務用をあわせて空調世界No1、パナソニックさんは家庭用エアコンでは世界4位で国内1位です。
その中で日立さんも業務用を中心とした世界展開の中でジョンソンコントロールズと日立アプライアンスの合弁企業として2015年10月にジョンソンコントロールズ日立空調を設立しました。
三菱電機さんも同様に今後成長が見込める海外企業との合弁などを進めています。
◇暖房性能
ダイキン製、三菱製、日立製です。
暖房能力ではダイキンさんです。
ダイキンさんのうるさら7は2015年秋モデルで温風が人に直接あたらないように暖気が壁や床に沿って広がる方式に改良されました。
日立さんは寒さ知らずと「メガ暖」という名称で寒冷地向けにだしています。
三菱さんはズバ暖です。
暖房を含めた省エネでは、三菱さん、パナソニックさん、日立さんの順で優れています。
送風のない暖房はデロンギのグッドデザイン賞受賞したプレミアムヒーター7がおすすめです。
◇加湿機能
加湿をもとめるならダイキンさんです。
外の空気中の水分を利用するため、給水なしで加湿できるのはダイキンさんの強みです。
一方で電気を消費するのが弱点です。
除湿は除湿機だとたまった水を捨てないといけませんが、加湿は安い加湿器がたくさんあるのでエアコンの加湿機能がなくても補うことができます。
加湿することで低めの室温でも体感温度がアップします。
最新はダイソンの加湿器ハイジェニックミストで、99.9%除菌して加湿し衛生的です。
◇気流・風向き
日立さんは羽が上段が3枚の下段が1枚でしたが、2016年デモルから上下3枚の6枚になりました。
きめ細かく吹き分けできるようになっていて、複数の人に向けて風をおくれます。
三菱電機さんは4枚のものもありますが2列、2段です。
一方で空調機メーカーの富士通ゼネラルさんとダイキンさんは部屋全体を均質化するため、広めのリビングに向いています。
人に風をあてるのではなく送風機で気流をつくり部屋全体を均一化することに主眼をおいており、富士通さんはディアルブラスター特許をもっています。
送風機によりカタログ数値より2,3割省エネとも言われています。
両端の送風機がある関係で横幅を取ります。
ダイキンさんは冷房は若干上向きで、天井にそって流し、ぐるっとまわってエアコンの下から吸い込み気流をつくる仕組みです。
暖房は2017年モデルから垂直気流になり、真下に暖気をおろす仕組みになりました。
◇空気清浄機機能
エアコンの清浄機能は専用機より性能が落ちると言われていますが、東芝さん、ダイキンさん、パナソニックさんやシャープさんは特徴がでています。
空気清浄機能を重視するならシャープさんが一番です。
パナソニックさんはナノイーから2018年モデルでナノイーXを搭載し消臭効果などがアップしました。
PM2.5対策など本格的な集じんもする空気清浄をもとめるなら東芝さん、富士通ゼネラルさんです。
東芝ライフスタイルさんは2018年2月以降より微細な「PM0.1」を90分間で90%以上取り除く機種を発売します。
◇自動ゴミとりお掃除機能
富士通さんが世界に先駆けた機能です。
自動ゴミ取り機のさらにゴミを取る機能や消す度に乾燥させる機能など充実しています。
実はカビの抑制を考えると重要な機能です。
パナソニックさんは自動で外に捨ててくれる機種があり、めんどくさがりやの方にはいいと思います。
自動ゴミ取り機能を省いたミドルモデルだと値段が大きくさがり、掃除のスキな方であれば実はオトクです。
特に三菱電機さんは外観のパーツの取り外しが可能で掃除しやすい設計になっていて一押しです。
◇デザイン
総じてパナソニックさんです。
三菱電機さんの霧ヶ峰MSZ-FZシリーズは個性的です。
三菱さんは2015年にグッドデザイン賞を受賞し、四角い直線を基調としたデザインで、生活空間において視覚的ノイズになることを軽減した気品ある外観です。
BtoB向けの事業で手堅い三菱さんは、一方で一般消費者からみて地味なイメージですが、それを挽回するようにデザイン性の高いもので、業界にインパクトを与えています。
サイズは大きいのが難点で、2017年モデルもサイズは変わらず2018年以降に期待したい。
◇リモコン
パナソニックさんや日立さんのお任せボタンは便利です。
日立さんはスマートです。
パナソニックさんは大きい分表示も大きいのでご年配の方には好まれます。
三菱さんは小さいですが、ご年配には好まれない傾向があります。
◇メーカーサポートと寿命
ダントツで24時間365日対応のダイキンさんです。
他のメーカーも修理受付はしますが、業務用を手がけているだけに業界初休日・夜間の出張サービスがあります。
ゆえに耐久性にはこだわり、こわれにくいものにして出張サービスの頻度を抑えているといえます。
また修理以外でも24時間365日受付しているので際立っています。
最新の内閣府の情報によると、耐久財の平均年数は長期化し冷蔵庫とエアコンは13年を超え、5年前より冷蔵庫は2.9年、エアコンは1.7年伸びたそうです。
壊れて買い替えをする家庭が多いですが、10年以上前のリビングで使用のエアコンは特に早めの買い替えをおすすめします。
使用頻度の高い時に壊れるもので、夏場に壊れたら大変です・・・
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