リーダーについて


◇リーダーの素養

 

筆者があまりに未熟な若い時分に、人的環境には恵まれました。

お客様も世界ブランドの企業を担当し学んだことですが、

偉そうな人は偉くないということを知ったことは大きな財産です。

 

 

 

日経誌のコラムの中で、日産のカルロス・ゴーン氏もいっています。

「上司が階層や肩書に関係なく誰にでも敬意を払う人で、グローバル化時代のリーダーはこういう人だと感じた」と。

 

 

※ゴーン氏は大量解雇という負に加え、創業者ではないのに、長くトップに君臨し続けて、人の弱さが露呈し逮捕されたことは誠に残念です。真実はわかりませんが、一般人と異なり結果責任があります。

 

 


孫正義氏はソフトバンクホークス会長の王貞治氏について

スーパースターなのにものすごく謙虚で(自分が)自己嫌悪に陥る。人生でどんな成果を出しても心の面を大事にしてほしい」

と若者に語っていましたが、


共感し、確信し、人をみるときの重要なポイントになっています。







◇悠久の歴史の知恵も参考にします

 中国明代の著名な思想家・呂新吾(りょしんご)はその著書「呻吟(しんぎん)語」の中で、指導者に求められる資質として以下3つをあげています。

 

 

第一の資質 深沈厚重(しんちんこうじゅう)の人。

→どっしりと落ち着いていて深みのある人

 

 

第二の資質 磊落豪雄(らいらくごうゆう)の人。

→細事に拘らない豪放な人。

 

 

 

第三の資質 聡明才弁(そうめいさいべん)の人。

→非常に頭が切れて弁の立つ人


一見すると3番目が良さそうですが、実は1番目が最善の資質とされています。


すなわち、指導者というのは「磊落豪雄」「聡明才弁」だけでは全く不十分で「深沈厚重」にならねばならないということです。





どのようにして人物を見つけるのかについて書かれた一節もあります。


まずは「大事難事に擔當(たんとう)を看る」ということ

すなわち、ことが起こればその担当官の問題への対応能力を見るということ、

そしてそれに併せて、仮にそのような事において自分自身はどのように処するのかということを常に主体的に考えるということです。



次に「逆境順境に襟度を看る」ということ すなわち襟度(きんど)の「襟」というのは「心」を指しており「度量の深さを見る」ということです。

世の中というものは良い時が来れば悪い時も必ず来るわけで、万物全て平衡の理に従って動いており、そのような時に襟度(人を受けいれる心の広さ)を見ると言っています。




更には「臨喜臨怒に涵養を看る

「臨喜(かんよう)」というのは喜びに臨んだ時に恬淡としていること。 「臨怒」というのは怒りに臨んだ時に悠揚としているかというようなところに涵養を見ると述べています。

「涵」はひたす意水が自然にしみこむように、少しずつ養い育てること。



 

そして最後に「郡行郡止に識見を看る」ということ つまりは大勢の人(群行群止)の中で人を見るというように書かれています。


その人が大勢の中で大衆的愚昧を同じようにしているのか、それとも識見ある言動をとっているのかということを見る中で人を見抜いて行くということです。



 

 

大臣六等級として

第一

作為なく普通の人間には凡人なのか偉いのかもわからぬが、知らず識らずのうちに恩恵を与える人物


第二

いかにも英邁で事に当たるも得失相半ばする

 

第三

事なかれ安全第一主義で利害なし

第四

保身を旨として何もせぬ

第五

私利私欲を恣にしに任せる

第六

自らの権勢・野望のためには手段を選ばず天下国家を乱す

 

 

※故、安岡正篤氏、SBIホールディングス社長北尾吉孝さんや、ANA元会長大橋洋治さんのコラムか

ら借用し編集

 

 

 

 

宰相肚里能船

中国のことわざですが、宰相の腹の中は船に竿をさせるほど大きい。

つまり度量が大きいということです。

 

中国の宋の時代、3人の皇帝に仕えた富弼(ふひつ)という宰相がいました。

度量が広く、寛容であったとされます。

 

 

質素で礼儀正しく、他人に話す時は、たとえ相手が自分より若く社会的地位が低くても、同様に相手を尊重して話した。

 

彼の容貌には落ち着きがあり、恭しく、滅多に怒らなかった。

彼の天性は善良で、邪悪を嫌ったというのです。

 

寛容は、多くの問題を解決する。

もし正直で高潔で、簡素で飾らず、親切であれば、その人物は何でもやり遂げることができると。

 

 

 

弊社は親族経営には一切関心はありません。

社会の公器であり、永続する会社を目指しております。

 

上記ことわざではないですが、度量の大きい有能な方にはバトンを渡す考えでいます。

 


 

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