【2022年11月】エコキュートメーカー納期遅延・欠品・品薄 最新情報

 

【2022年11月時点

昨年10月頃から全メーカーそろって長期数か月という納期遅延となって1年が経ちましたが、現在もっとも関心をお持ちのメーカー納期について以下ご説明いたします。

 

2020年から慢性的な品薄状況に変わりはありません。

おおまかには、一部メーカー機種を除き、早くて1か月で数か月かかるとお考え下さい。

2023年以降にならないと落ち着かない見込みです。

 

半導体に関しては世界的な供給不足で来年2023年いっぱいまでは品薄とみられています

一般的な半導体メーカーの視点でみれば高単価・高収益のものを優先的に投資し生産している現状もあり、納期にバラつきがあるというのが現状です。

 

【2022年7月20日】

エコキュートメーカーの1社から製造機種集約の連絡がありました。

新規受注停止対象製品:エコキュート560、給湯専用、耐重塩害仕様、屋内設置仕様

 

繁忙期ではない夏場にこのような通達があることは異例でそれだけ異常な状況です。

 

「世界的な半導体・電子部品の長納期化およびCOVID-19やウクライナ紛争等の状況下での調達不安定の中、最大限の調達対策を実施し生産を継続しております。

しかしながら、部材調達を取り巻く環境は依然改善の見通しがたたない状況のため」とのことです。

 

同社のように案内がなくとも、給湯専用や耐塩害仕様、屋内用が遅れに遅れ、実質生産機種を絞り込んでいるとしか思えないメーカーが認識しているだけで2社あります。

 

 

【2022年8月5日】

某メーカーは9月からの新発売製品であらたに搭載する部品の関係により発売延期しました。

メーカー内で旧モデル含め混乱することは間違いなく、他のメーカーへの影響が出ることが懸念されます。

 

 

・ガス給湯器

部品点数が少ないガス給湯器ですら、メーカー機種にもよりますが、某商社の情報ですと3−4か月程度から半年ほどで12月発注のモノが未だに納期回答がないものもあります。

※ガスは給湯”器”でエコキュートは給湯”機”

 

・値上げ

先月4月の値上げに続き6月に値上げしたメーカーがあり(給湯機に限りませんが)、値上げ幅も過去に例のない10%強と値上げラッシュが続いています。

※工事部材などは10-30%アップ

 

メーカーとしては15−20%アップしたいところ10%強におさえているというのが実情で、仕入れの掛率がアップし10%程度で収まらないというのが実情です。

 

電気代推移2022年9月アイジャパン

※電気代も値上げ、アイジャパン作成の2022年9月電気代推移グラフ

 

・納期と納品

数か月からメーカーによっては7か月以上かかっている機種も少なくありません。

 

かなり限定したルートで公にできませんが、一部メーカー機種に限り1か月ほどで入荷するケースもあり、仕入先(商社)によって大きく差がでるケースもあります。

 

前日〜当日急きょ納品することが少なくありませんでしたが、数日前や機種は未定だが月末、来週といった単位で○台納品予定という連絡が増えてきています。

 

エコキュートは商品点数が多い(貯湯タンク、室外機、配管カバー、リモコン)上に大きく保管が容易ではないため、急な入荷でトラブルもあるようです。
 

 

メーカー視点だと物流コストの関係もあり、発注のタイミングが一か月以上間がある機種でまとめて入荷されることもあります。

※実際には2−3か月分まとまって入荷するケースもあります

 

・中国の影響

今年3月は中国南部の部品工場が点在する深センなどロックダウンの影響で遅延が続き、世界的な半導体のひっ迫でものづくり全体で減産を余儀なくされ2023年以降も続くと見られています。

 

弊社が把握する限り、中国南部のロックダウンの影響で2メーカーが打撃を受けています。

 

工場生産の問題だけでなく、製品が完成していても中国では物流がストップするためです。

2022年は中国上海市のロックダウンの影響も直接・間接的に少なからず受けましたが、年末に向けて拡大していくが予想されます。

 

 

・遅延要因

日本の半導体自給率は27%しかなく輸入(台湾33%、中国11%)に頼っており、世界的争奪戦で価格も急上昇しています。


エコキュートは漏電ブレーカーといった部品なども遅延の大きな要因でしたが、各メーカーは一部の部品を内製化し国内生産に切り替えようとするも、様々な規格と検査(第三者機関からむ)の関係でスムーズにいかない状況が続いています。

 

基盤のコネクター、リード線、ナイロンの現材料不足もあるようで、昨年春頃から品薄でしたが3月時点でもっとも遅延の原因となっているという情報が入りました。

 

7月には基盤を加工するガスがウクライナらしく、基盤にさすコネクターの樹脂はベトナムで遅れているようです。 

コネクター部分のハーネスという部材・・・

 

一部のメーカ―ではリモコンの生産が追い付いていないという情報と、某メーカーは昨年末の発注が6月からやっと納品できている状況とのことです。

 


食品・エネルギーは以前から言われていたことですが、旺盛な需要のあるアメリカや中国に材料分野も買い負け、海上輸送のワクチン接種義務化に始まりコンテナ不足による影響もあります。
 

 

「お問い合わせ」はこちら 

「エコキュート関連の目次」はこちら

 

【アイジャパンの具体例】
昨年秋頃の弊社のケースでご説明すると、当初10月予定から11月予定になり、ついには納期未定になったケースや、10月下旬から11月上旬納期予定のものが、一部1月に変更になるなど振り回されました。

※頃の予定であり、予定は未定です。

 

10月くらいまでは、メーカーから納期1−2か月、2−3か月などの情報が入り、ある程度見込みは言えましたが、10月、11月に発注したものが一部納期未定の機種もある状況で、メーカーも販売会社も学習し、いい情報は言えない状況です。


12月にアイジャパンで2、3のメーカーで納期回答があり回復傾向の兆しがありましたが

1月、2月、3月はほぼ止まっている状況でした。

4月以降納期回答がではじめておりますが、某メーカーは逆に3月中旬から6月末現在まで1台の入荷していないというケースもあります。

 

 

某社は受注残が〇万台あるそうで、これからの新規発注分はかなりの期間を要することになりそうです。

 

 

 

【各メーカーの状況】

最新、リアルタイムの情報はメーカーへの配慮が必要なため一部伏せます。

 

M社は9月に東南アジア諸国のロックダウンの長期化で部品供給停止による製品供給の遅延の連絡があり、納期未定ですが3か月はかかる見込みで、べトナムでロックダウン解除後も稼働率が2割と低い状態が続いているとのことでした。



発注例で7月発注のものが1月納品、9月発注が3月納品と遅れていますが、3月に入り動きだした印象です。

 

3月、4月は供給が多くなってきている状況ですが、商社(仕入先)や機種(シリーズや高圧の有無によって納期のバラつきが大きい状況です。

悪化も改善もみられない状況です。

今年9月に新製品が出ますが、値上げに加え他メーカー同様出荷がかなり先になると思われます。




P社から10月に製造先を変えた部品の不具合が原因で生産停止の連絡がありました。

11月は動きがありましたが、大幅に遅れております。一部住宅メーカー等への供給は別です。

3月以降の中国ロックダウンの影響が少なくないようです。

Jシリーズなど一部でまわりましたが、改善がみられない状況でしたが、7月現在は改善しつつあります。

 


D社から同日東南アジア等での新型コロナウィルスの感染拡大による操業規制などでタンクの出荷が遅れているとのことです。

もっとも安定しているメーカーの一つでしたが、10月納品予定だったものを含め納期未定となり極めて異常な状況が続きました。

12月に新型に切り替わり、旧機種からの切り替えを優先し1月、2月納期見込みでしたが、1月は実質止まっていました。

 

但し某商流ルートから1月、2月と旧機種での案内があり製造年は2022年であり一部生産されたようです。

2月は新機種にて一部納品が開始されましたが(薄型と角型で納期に大きな差)一時的でした。

3月以降の中国ロックダウンの影響が少なくないようで4月、5月、6月と止まり、良い情報は得られません。




C社もっとも納期が早い状況でしたが10月に生産部品の影響で、全機種納期未定の通達がありました。
インドネシアのロックダウンが解除するも12月位までは供給が不安定になるとのことで、一時良い情報もでまわりましたが12月末に一部入った状況です。

一部住宅メーカーなどへの供給は別です。

 

5月に入り回復傾向がみられ、6月以降は他メーカーより改善する可能性が高そうですが、外部条件次第と思われます。

現在は限定的に入荷しはじめています。

 

 


H社は7月に受注停止となり、10月末から新製品で出荷再開となり、旧機種での発注分からの切り替えを優先し新規分は納期未定でした。

一部エリアでは出回っていたようです。

 

11月には中国・大連市のロックダウンの影響により部材調達の遅延が発生し、影響が出ていました。

12月までは一部モデルで納品があり動きがありましたが他社同様に遅延しています。

4月からさらに新モデルとなり出荷は6月とのことでしたが、まだ前モデルが出荷されている状況です。

 

各社受注残が多く、新機種にかわってもスムーズに移行が進んでいません。

また新機種といっても多くのメーカーは値上げがメインです。

 

 

【近未来予想】

2020年から2022年現在に至るまで慢性的に品薄が続いている中で、8月現在においても一部回復傾向はみられますが、全メーカーは蛇口をかなり閉めた状態でチョロチョロと水が流れるかのように出荷されている状況です。

 

一部のメーカーで若干の回復傾向がみられますが、為替や世界情勢の影響などもあり、価格面含め混乱が続くことは間違いありません。

 

2022年秋まで混乱が続き正常化に近い状況は冬以降と見込んでおります。

 

現代社会でお湯を使用しない人はなく、給湯は社会インフラです。

お湯を多く使用する冬場に故障が多く緊急度も高いことから、今季各メーカーは可能な限り修理対応しているという情報も入っています。

 

ゆえに故障する前にご検討いただくことを強くおすすめします。

同時に無事に修理ができたとしても交換の検討を継続し早めに決断をされることです。

 

「お問い合わせ」はこちら

「エコキュート関連の目次」はこちら
 

 

 


【2021年6月・7月の所感】

6月に入りようやく昨年末発注のものが入荷したメーカーがある一方で3月と4月、5月、6月に1台も入荷しないメーカーもありました。

 

弊社にお問い合わせいただいたお客様は某社の耐塩害仕様で工事をさせていただきました。

メーカーには在庫をおさえた台数以上はないという回答を得ておりましたが、ある程度公には公開していない情報を得て、追加、追加と入手し緊急のお客様のご対応ができました。

 

Y電機さんのグループ会社と取引がある弊社は一部入手し緊急対応をさせていただきました。

 

首都圏に特化し、専門化しているためできることですが、弊社でも長らくお待ちいただいているお客様も多く、気が気でない状況が続いております。

 

ここ数か月の間、商社(卸)によって納期が大きく異なることがよくわかりました。

 

メーカーから見て、商社をみている場合と、その先に販売店をみている場合もあります。

機械的に振り分けしているのではなく、人が大きく介在しているということです。

 

同じメーカー機種で半年以上かかっている一方で2−3か月で入るケースもありました。

 

エリアによっても異なる場合もあります。例えば関東だと入りやすいなど。

 

商社でも拠点、担当者によっても大きく変わってくる場合もあります。

メーカーからみて商社ごとに納品する数量の枠が関係することもあります。

 

筆者はメーカー(IT)の直販部門の経験はあり、間接部門のことはある程度理解しております。

 

公務員に近い体質のメーカーもあれば、取引先への公平感を排し大胆なメーカー、もっといえば部門、人によっても異なるケースもあり、状況が想像できます。

 

 

【情報企業としての役割】

アイジャパンは情報(発信)企業でもあり、情報収集には時間を惜しまない方針で、2022年7月某所で同業から声をかけられ、同業者主催の会議に参加しました。


コロナ禍でご無沙汰していた久々の対面での会議となりました。

大手メーカーハウス、大手商社、エコキュートメーカー、配管等の部材メーカー、
ガス会社、工事店、水道設備業者など数十名参加しました。
 

 
プレゼンの機会もいただきまして、給湯機交換は人助け(正確にはお客様に助けられています)であり、障害をもたれたお子様のご家庭で緊急工事を実施し、外出できずお困りの奥様が工事中に立ち会った際に涙され、逆にこちらが感動した体験のお話をいたしました。

今でも原点となっており、お客様の言葉を励みにしております。



各社との情報交換の中で、特にお湯がご使用できない場合の仮給湯サービスの話があり、
都市ガス系のプロパン会社様の話は特に有益でした。

拠点から30分以内のエリアやボンベの大きさなどによって制約がある一方で長期間お湯がご使用できない場合での可能性を感じました。


メーカーハウスの担当者ともお話をし、メーカーハウスに限らないことですが、
エリアによっては手薄になるケースもあり助け合いが必要であることも感じました。


どんな会社にも強みと弱みがあり、強みを伸ばして、弱みを補う、相互扶助の関係と
事例の共有で全体の底上げ、納期など仕入れなどに関して情報共有の必要性を強く感じた次第です。


【ご検討時期】
年々買い替え需要が雪だるま式に増す(下記グラフ)中で、繁忙期の冬は特に納期が厳しくなることは容易に想像できましたが、この冬は例年と異なりメーカーは修理に尽力したという情報が入っておりました。

最繁忙期は1月、2月、3月です。

 

修理でだましだましご使用のお客様も限界に達し、さらに交換が増えていくことが予想されます。

世界情勢も不安定な中、現在閑散期もなく、早めにご検討いただくのがもっとも賢明です。

 

※昨年は例年夏場に多い新製品発表がないことも異例でした。

エコキュート2020グラフ450

※出典一般社団法人日本冷凍空調工業会

 

 

 

【値上げ】
納期が回復傾向にすすむと思われる春以降ですが、値上げするメーカーが増えそうです。

 

ガス給湯器メーカーのリンナイは2月9日に給湯器やガスコンロなどの希望小売価格を約16年ぶりに引き上げると発表しました。

4月1日の受注分からで、値上げ率は約5%‐10%とのこと。
銅などの原材料や物流費が高騰していることや、部品の調達ルートを拡大したことなどが値上げの要因とのこと。


エコキュートメーカーの某社も4月受注分から11%値上げとの連絡がありました。

6月出荷分から10%強制的に値上げのメーカーもあります。


金属製材料及び世界的な新型コロナウィルス感染症拡大の影響等により、原材料価格が上昇しているためです。


別のメーカーからも値上げ情報が入り、商品の春から夏にかけて追随するメーカーも増えそうです。
部品高騰でマイナーチェンジをはかり、そのタイミングでの値上げというわけです。

 

 

「お問い合わせ」はこちら

「エコキュート関連の目次」はこちら

広告リンク(ランディング)ページに戻る

 

 

下記からコンテンツを分割しました。

◇【2022年】エコキュートの買い替えおすすめメーカー比較・価格情報